--.--.--    カテゴリ:  スポンサー広告 

   スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2011.01.03    カテゴリ:  時事 

   過度応答にご用心

 私は学生時代に「過度応答(現象)」なるモノを学んだ事がある。

 物理での過度応答とは、例えば、流れの速い川に 流れを遮るように、
一枚の板をポンと入れる時に見られる現象だ。

 板を入れた瞬間、川の水がその板の上方に大きく跳ねる上がるが、
しばらくすると、跳ね上がる高さがグッと小さくなり、落ち着いた
流れになる。

 この、最初の跳ね上がりから落ち着く迄の様子を「過度応答」と
呼んでいる。
 
 過度応答の細かな数式は記憶の彼方だが、現在の色々な社会現象を
見るにつけこの言葉を思い出す。

 身近な例が 株価。 株価の日々動きを見ると、上がったり
下がったりしているが、急激に上がった場合は、必ずと言って
良いほど、急上昇を引き戻そうとする動きが出てくる。

 そして、グッと引き戻されるのだが、有る程度下がると、また
上昇するような動きが出てくる。

 このように上に行きすぎる現象を「オーバーシュート」と呼び、
逆に下に行き過ぎる現象を「アンダーシュート」と呼んでいる。
 
 株価の急激な変化の際に見られる現象は まさに過度応答その
ものだ。

 つまり、人間社会に於いても急激な変化には、その反作用がつき
ものだと言うこと。



 最近見られる「過度応答」に 『郵政民営化』 を挙げたい。

 ご存じの様に、小泉・竹中改革で決まった民営化を、亀井静香
引き戻そうとしている。

 これは、百年以上の伝統を持つ「郵便局」を普通の会社にしようと
した事への強い反発だ。

 まあ、亀井静香の動きは「過度応答」の一種で、ある意味「必然」
とも思える。


 しかし、多くの人が元の状態が良いとは思っていないハズだから、
亀井静香の希望が叶えられたとしても、それを再び小泉・竹中改革
の方向へ戻そうとする力が働いてくると思う。

 
 そして、適当な所に落ち着く だろう。 慌てる必要はない。


 さて、歴史を振り返ると、明治維新時の急激な制度変更に対し、
維新をリードした士族が反乱を起こしたのも、一種の過度現象。 

 明治3年に始まった、廃仏毀釈運動なんかも完全なオーバーシュート
現象といえる。 

 今から見れば、1000年以上も続いた神仏習合の歴史・伝統を
無視したバカげた運動だが、当時は大まじめ。 損害を受けた文化財や
失業した僧侶はあまただった。



 また、太平洋戦争(大東亜戦争)後の急進的な社会主義・共産主義運動
一種のオーバーシュート現象といえる。 

 押さえ込まれていた思想が、急激な開放によって、大きくはじけたから。

 ソ連や北朝鮮を理想社会とする ような現象は明らかにオーバーシュート
だったと言えよう。

 
 いまだに、社会主義の呪縛に囚われている人達がいるが、年を取ると考えの
転換が困難なのだろう。 「四十にして惑わず。」 という事かな?


まあ、オウム真理教の信者が まだまだ大勢いることを考えれば、
不思議ではないが。


 人はこのような過度応答に幻惑されがちだが、落ち着いた社会を
実現する為には、過度現象を見抜く眼力が必要だ。

 こんな事を考えた 正月の一日・・・・
スポンサーサイト






トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)



Copyright © 深層&真相探検 All Rights Reserved.
Template basically designed by Sceneway,  Powered by FC2 Blog
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。