2010.12.21 カテゴリ: 鉄道
リニア新幹線の経済性
リニア中央新幹線に対し、投資を回収できるのか?との疑念が
リニア反対派(疑問派)の人々から表明されています。
この人達はJR東海の株主なのでしょうか? 株主ならば、
心配するのは理解できます。
でも、リニア反対派(疑問派)の人達から 株価低下に関する
懸念が出ていない 所をみると、この人達は株主ではなさそうです。
だったら、投資の回収云々は 「よけいなお世話」 もイイとこ。
リニア中央新幹線はJALの路線とは違って、政府に押し付けられた
ものではありません。
投資に関しては、JR東海の経営陣が判断すれば良いのです。
文句をいいたいのなら、大株主にでも なってからです。
反対派が色々言うのは、JR東海の経営が心配なのではなく、
反対世論を盛り上げたい からでしょう。
建設資金は電力会社のように社債の発行だと思います。
JR東海の2010年3月に発行されたアニュアルレポート
(http://company.jr-central.co.jp/ir/annualreport/_pdf/annualreport2010.pdf)
によれば、
2010年3月時に於いて、自己資本 1兆円、
長期債務 3.1兆円
昨年度経常利益 1500億円
です。
リーマンショックでトヨタさえ赤字なのにしっかり稼いでます。
また、長期債務も10年前に比べ、約35%減っています。
まあ、長期債務の大きな減少は 金利の低下に負う部分が大きいでしょう。
逆にいうと、金利の低い現在が、金を借りるチャンスでも有ります。
また、公共事業の縮小で、建設会社は リニアの工事を受注したくて しかたが
ないハズで、安く発注できる環境にあります。
造るなら 今だ! というJR東海の経営判断は理解できますね。
それから、一番肝心な事は、東海道新幹線の乗客が1991年以来ほぼ横ばい
だという事。 「失われた20年」をよく表しています。 そして2006年から
やっと上向いてきたのにリーマンショックで元通りになってしまいました。
そこで、JR東海が目をつけたのが、飛行機の利用客。 東京ー大阪間の移動で
飛行機のシェアは18%だそうです。
これをそっくり頂いてしまおうとの魂胆ですね。
その為にはリニアの500km/h が必要です。
また、一般の会社の経営者からみると、社員が出張する時の移動時間は、全く
無駄なコストになります。
それで、一般社員の賃率は 1~3円/秒 ですから、1時間では
3600円~10800円 のコストと計算されます。
だから、「のぞみ」との運賃差が 1000~2000円程度なら、会社の
経営者は迷わず「リニアを使え」と出張者に命じるでしょう。
タイム イズ マネー なのです。
<結論>
まあ、税金を使わないで工事を行うのだから、景気浮揚にも役立つし、
JR東海の経営判断を尊重すればヨロシ。
<おまけ>
どこかの「大学教授」が テレビか新聞記事で「新幹線の乗車率が 10%落ちた」とかいうニュースを
最近耳にしたらしく、「だからリニアはやめた方が良い」 とネットに発信していましたが、この人
明らかにJR東海のアニュアルレポートすら見ずにしゃべっていますね。 お粗末です。
これで、教授が務まるとは、学生もなめられたもの。 支払った授業料に対するリターンを
しっかり確保するために、学生にはこんな教授をやめさせるぐらいの迫力が欲しいね。
草食系ばかりで無理か? でも、肉食系もいないと、社会環境が歪むと思います。
リニア反対派(疑問派)の人々から表明されています。
この人達はJR東海の株主なのでしょうか? 株主ならば、
心配するのは理解できます。
でも、リニア反対派(疑問派)の人達から 株価低下に関する
懸念が出ていない 所をみると、この人達は株主ではなさそうです。
だったら、投資の回収云々は 「よけいなお世話」 もイイとこ。
リニア中央新幹線はJALの路線とは違って、政府に押し付けられた
ものではありません。
投資に関しては、JR東海の経営陣が判断すれば良いのです。
文句をいいたいのなら、大株主にでも なってからです。
反対派が色々言うのは、JR東海の経営が心配なのではなく、
反対世論を盛り上げたい からでしょう。
建設資金は電力会社のように社債の発行だと思います。
JR東海の2010年3月に発行されたアニュアルレポート
(http://company.jr-central.co.jp/ir/annualreport/_pdf/annualreport2010.pdf)
によれば、
2010年3月時に於いて、自己資本 1兆円、
長期債務 3.1兆円
昨年度経常利益 1500億円
です。
リーマンショックでトヨタさえ赤字なのにしっかり稼いでます。
また、長期債務も10年前に比べ、約35%減っています。
まあ、長期債務の大きな減少は 金利の低下に負う部分が大きいでしょう。
逆にいうと、金利の低い現在が、金を借りるチャンスでも有ります。
また、公共事業の縮小で、建設会社は リニアの工事を受注したくて しかたが
ないハズで、安く発注できる環境にあります。
造るなら 今だ! というJR東海の経営判断は理解できますね。
それから、一番肝心な事は、東海道新幹線の乗客が1991年以来ほぼ横ばい
だという事。 「失われた20年」をよく表しています。 そして2006年から
やっと上向いてきたのにリーマンショックで元通りになってしまいました。
そこで、JR東海が目をつけたのが、飛行機の利用客。 東京ー大阪間の移動で
飛行機のシェアは18%だそうです。
これをそっくり頂いてしまおうとの魂胆ですね。
その為にはリニアの500km/h が必要です。
また、一般の会社の経営者からみると、社員が出張する時の移動時間は、全く
無駄なコストになります。
それで、一般社員の賃率は 1~3円/秒 ですから、1時間では
3600円~10800円 のコストと計算されます。
だから、「のぞみ」との運賃差が 1000~2000円程度なら、会社の
経営者は迷わず「リニアを使え」と出張者に命じるでしょう。
タイム イズ マネー なのです。
<結論>
まあ、税金を使わないで工事を行うのだから、景気浮揚にも役立つし、
JR東海の経営判断を尊重すればヨロシ。
<おまけ>
どこかの「大学教授」が テレビか新聞記事で「新幹線の乗車率が 10%落ちた」とかいうニュースを
最近耳にしたらしく、「だからリニアはやめた方が良い」 とネットに発信していましたが、この人
明らかにJR東海のアニュアルレポートすら見ずにしゃべっていますね。 お粗末です。
これで、教授が務まるとは、学生もなめられたもの。 支払った授業料に対するリターンを
しっかり確保するために、学生にはこんな教授をやめさせるぐらいの迫力が欲しいね。
草食系ばかりで無理か? でも、肉食系もいないと、社会環境が歪むと思います。
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